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ミネラルウォーターの定義ってなに?基準について

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ミネラルウォーターってなに?ペットボトルに入って売っている水すべてがミネラルウォーターというわけではありません。

一般に売られている水は、農林水産省によって1990年に制定された「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン(1990.3.30)」という基準によって、4つに分けられています。これは、採水した水の種類や殺菌方法、加工の有無などで分けられ、そのうちのひとつがミネラルウォーターなのです。

また、食品衛生法の中でもミネラルウォーターの製造基準が定められています。その原水の基準に適合した安全な水を、同じく食品衛生法で認められた製造設備で製造します。

つまり、日本のミネラルウォーターは天然のままの水ではなく、人工な手を加えあらゆる基準をクリアした水であるということです。

ミネラルウォーターの基準

ミネラルウォーター ナチュラルウォーター ボトルドウォーター
品類 ミネラルウォーター ミネラルウォーター ナチュラルミネラルウォーター ボトルドウォーター
処理方法 ろ過、沈殿、加熱殺菌、または複数のナチュラルミネラルウォーターの混合、曝気(空気を注入して浄水する方法)、オゾン殺菌などの処理をしたもの 特定の水源から採水された地下水 特定の水源から採水された地下水で、ミネラル成分が溶け込んでいる水 純水(RO水)、蒸留水、水道水など
原水 特定水源から採水された地下水でミネラルが溶け込んでいるもの ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をしない ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理なし ろ過、沈殿、加熱殺菌以外に原水の成分を大きく変化させる処理をしたもの

海外のミネラルウォーターの基準

この分類は、国際規格であるコーデックス(食品規格)によって定義されているものです。

分類 ボトルドウォーター
品類 ナチュラルミネラルウォーター スプリングウォーター プロセスドウォーター
処理方法 1.殺菌処理をせず
2.泉から採水されたものを添加物を加えずにボトリングする
3.厚生省の審査の上、承認されたもの
4.ミネラルバランスが良いもの
5.水質汚染を防ぐために採水地周辺の環境保全を行っているもの
6.健康に有益なミネラル成分を一定量保持すること
泉から採水されたものを添加物を加えずにボトリングする 熱処理や殺菌処理、ろ過など人工的な加工を加えたもの
原水 特定水源より採水地下水 特定水源より採水された地下水で、ミネラル成分が溶け込んでいるもの ミネラルウォーター

海外、特にヨーロッパでは日本ほど基準は厳しくありません。採水した水を人工的な手を加えず天然のまま詰めたものがほとんどで、加工をすることが禁じられています。

ただ、日本よりも”天然”に近い水がミネラルウォーターとして売られているため、反対に菌やウイルスが気になりますよね。

しかし、ヨーロッパでは水を守るために、採水地の近隣にゴルフ場や農地、工場などの建設を禁止して水が汚染されないよう水質を保護しているのです。また、1日に何回も水質検査を行っているなど、より天然のままの水を飲むための環境保護がしっかりされているのです。

おいしいミネラルウォーターの選び方

ミネラルウォーターの味や性質は

  1. 硬度
  2. pH(酸性度指数)
  3. 栄養成分
で決まります。

①硬度

硬度は水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどミネラルの量によって決まります。日本では硬度100mg/L以下の水を軟水と呼び、100mg以上の水を硬水と呼びます。

軟水は口当たりが良くて飲みやすく、硬水はクセがあるのが特徴です。

硬度が低いほど味にクセがないため、水の味を楽しみたい方は高めの硬度の水を、お茶や料理に合わせたい方は硬度の低い水を選ぶと良いでしょう。

②pH(酸性度指数)

pHは、水の酸度を示す数値で、数値が高いとアルカリ性、低いと酸性になります。
酸性度指数
酸性は酸っぱい味わい、アルカリ性の水溶液はヌルヌル感や苦さを感じるといわれています。水道水は中性があることが基準ですが、健康的な人の体液はpH7.4に保たれているため、pH7~8程度の弱アルカリ性の飲料水と相性が良いです。

また、人は疲れたり弱ってくると身体が酸性に傾いてくるため、アルカリ性の水を飲むことで疲労が緩和することができると言われています。

③栄養成分

ミネラルウォーターのラベルを見るとミネラル成分が記載されています。
必ず記載されているのが、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムですが、バナジウムやシリカが含まれるミネラルウォーターもあります。

日本人には軟水が合う

一般的に日本人の身体には軟水が合っているといわれます。

これは、日本の水道水の80%は軟水であるため、飲み慣れているから。

また、軟水は味にクセがないためダシや素材の味を大切にする和食作りにも合います。これはお米やコーヒー、赤ちゃんのミルクなども同じで素材の味を大切にしたいなら硬度の低い水を選びましょう。

特に乳幼児は、腎臓の機能が未発達なため、硬度の高い水を飲むと下痢を起こしてしまう可能性があります。

ミネラルウォーターを飲むこと自体は問題ありませんが、なるべくミネラル成分の少ない硬度50mg以下の水を選ぶようにしましょう。

また、硬水は運動をした後に飲むと良いとされています。
これは、硬水には筋肉を助けるマグネシウムやカルシウムが多く含まれるため、運動によるトラブルを防ぐ効果があるとされているからです。
ただ、日本人は硬水を飲み慣れていないため、いきなり硬度の高い水を飲むとお腹を壊してしまうことがあります。

硬水を飲むなら硬度の低い硬水から徐々に慣らしていきましょう。

幼児や赤ちゃんにはあえて飲ませる必要はない

赤ちゃんや幼児は腎臓が未発達なため、ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムやナトリウムなどをうまく分解することができずに下痢を起こしてしまう危険性があります。

また、ミネラルウォーターというのは雑味があるため、ミルクの調乳にも向きません。

硬度が高い水ほどミネラルが多く味にクセがあるため、もし幼児や赤ちゃんにミネラルウォーターを飲ませたいのであれば、硬度が低いものを選びましょう。(硬度60mg以下が望ましい)

ミネラルを取り除いたピュアウォーター(純水)も市販されていますので、できればそういったものを選ぶと安心です。

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